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なおこの日常 おもに書評

【読書】死に際について

大河の一滴 (幻冬舎文庫)

大河の一滴 (幻冬舎文庫)

‘’人間が生まれてくるのに10ヶ月かかるのならば、死んでいくのにもやっぱり10ヶ月かかる‘’

死ぬ準備をしながら生きよう。人は生まれたら、死に向かって生きている。生まれたら、いつかは死ぬ。

生まれたての赤ちゃんはそんなこといつかは死ぬなど全く意識していないと思う、というか生きるためにお腹がすけば泣いて必死でミルクをもらおうとする。時にはこの世の終わりかと思うくらいに泣きわめき散らす。それは自我がまだ確率されていない本能だ。赤ちゃんは本能で生きている。

しかし、ミルクを卒業するころには、自我が確立される。それ以降になると死ぬということもわかるのだと思う。

ただ、死に触れていなければ、死ぬということもあいまいなままかもしれない。

私は、最近になってようやくどういう風に最期、死にたいかを考えるようになった。

人の生き方もそれぞれだけど、死に方も千差万別。